【2021年4月5日(月)~4月25日(日)】Limonaire Frères カフェ オルガン公開修理~よみがえるオルガンの音色~

2021年春、「河口湖 音楽と森の美術館」で企画展を開催します。

今回の展示では、リモネール・フレール社製《カフェ オルガン》の公開修理を行い、普段は見ることができない楽器の裏側や修理の様子をご覧いただくことができます。

2021年はじめに、カフェ オルガンの音が出なくなったことが判明。自動演奏楽器全般の修理技術者 石崎伸治氏により、原因の解明が進められました。2ヶ月にわたる調査が続く中、ついに3月8日に原因が解明。それは、オルガンの最下に位置するパイプの劣化によるものでした。しかし、修理するためにはフロントファサード(手前の装飾)を外さないと出来ません。 本展では、技術者 石崎伸治氏に協力を賜り、カフェ オルガンの修理の様子をご覧いただくことができます。公開修理は今回が初めての試みとなり、カフェ オルガンの裏側も初公開です。 2021年 春、音色がよみがえる奇跡を辿ります。

カフェオルガンの紹介

◇カフェ オルガン Café Organ

フランス(France)リモネール・フレール社 (Limonaire Frères) C.1901

H-203.0cm・W-310.0cm・D-105.0cm

ヨーロッパにも大衆が音楽を楽しむ場所がありました。

このオルガンは、パブやレストラン、またはホテルのエントランスホール等で食事をしながら、飲みながら、お喋りしたり踊ったりと楽しく聴くためのものでした。本機は、フランスのカフェやレストランに設置されていたものです。

中には木琴(シロフォン)、ドラム、シンバルに加え、ヴァイオリン、バスパイプ、トロンボーン、フルートの音を出すパイプの他、なんと人のコーラスの音を出すパイプが組み込まれています。

現在、こちらの《カフェ オルガン》は音が出ない状態です。原因はオルガンの最下に位置するパイプの劣化によるもので、修理するためにはフロントファサード(手前の装飾)を外さないと出来ません。

本展では、自動演奏楽器全般の修理技術者 石崎伸治氏に協力を賜り、技術者立会いのもと、《カフェ オルガン》の修理をご覧いただくことができます。 公開修理は今回が初めての試みとなり、《カフェ オルガン》の裏側も初公開です。

修理技術者 石崎伸治氏 - 修理作業日

こちらの日時にお越しいただきますと、技術者立会いのもと、実際に《カフェ オルガン》を修理する様子もご覧いただくことができます。

4月5日(月) 10:00~12:00

4月6日(火) 10:00~12:00

4月19日(月) 10:00~12:00

4月20日(火) 10:00~12:00

「音色がよみがえる奇跡をたどる本展は、日々、再生へと変化し続けます。開催はわずか3週間と短い期間ではございますが、ぜひ何度でも足を運んでいただけますと幸いです。」

皆様のお越しをスタッフ一同お待ち申し上げております。