開運と厄除けの象徴が今、姿を現す【2025年12月26日(金)除幕セレモニー開催】

流 政之

日本を代表する彫刻家。1923年長崎県に生まれ、父、中川小十郎創設の立命館大学へ進学。その後中退し、零戦パイロットとして終戦を迎える。敗戦の国ををみるため日本を放浪の旅に出る。1955年木刻、鉄溶接による造形作品を制作。1956年、石との出会い、流独自の技法「ワレハダ」を生み出す。ミノルヤマサキ、マルセルブロイヤーのすすめでニューヨークへ渡り1975年にはニューヨークワールドトレードセンターに、約250トンの巨大彫刻「雲の砦」をつくる。ロックフェラー夫人購入の作品「受」はニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションとして貯蔵されている。1975年に帰国、ナガレスタジオで晩年まで制作活動を続けた。2018年に死去。2019年、制作拠点だった自宅兼アトリエがNAGARE STUDIO流政之美術館として開館した。

中原悌二郎賞、吉田五十八賞、日本建築学会賞、香川県文化功労賞、鳥取県景観賞、日本芸術大賞などを受賞
 
代表作
1963年　ニューヨーク世界博覧会日本館に壁画　「ストーンクレイジー」　（現存せず）
1966年　バンク･オブ･アメリカ本社ビル（サンフランシスコ）「太平洋の赤ん坊」
1967年　ジュリアード音楽院「生まれかわり」
1973年　リンカーンセンターオペラハウス（ニューヨーク）「音無」
1975年　ニューヨーク、ワールド・トレード・センター「雲の砦」　（現存せず）
1979年　日本アカデミー賞のトロフィー「映画神像」
1980年　警視庁「大いなる明日」、　朝日新聞本社に「風雪100年」
1989年　特許庁「叡智の微笑」
1993年　モービル本社（バージニア）「ながれもん三度笠」、ホノルル美術館「サキモリ」