全長20mの部屋全体が巨大な楽器!!
世界最大級のダンスオルガン
オルガンホールでは100年ほど前に作られた自動オルガンを集めてご紹介しています。
華やかなホールの雰囲気と合わせて優雅な一時をお過ごしください。
ダンスオルガンのご紹介
ダンス オルガン
-Dance Organ-
ベルギー モティエ社 1920年頃 Belgium Mortier C.1920
モティエ社のオルガンに、現代の代表的作家が修復及び製作を加え、その華麗な姿と豊かな音楽を現代に甦らせました。この建物は同オルガンの為に特別にデザインされています。幅13メートル、高さ5メートルもあり、 両側の壁にも取り付けられた人形43体が音楽に合わせて動きます。管弦楽器の音色を醸し出す約800本のパイプと、打楽器が数種類組み込まれており、数十名編成の楽団に匹敵する演奏を行います!! かつてダンスホール等に設置されたので、ダンスオルガンと呼ばれます。
カフェ オルガン
-Cafe Organ-
フランス リモネール・フレール社 1901年頃 France Limonaire Frères C.1901
1840年にパリに創業したオルガンメーカー。このようなオルガンは、巡回型のショーが流行った1900年から1914年にピークを迎えます。本機は、フランスのカフェやレストランなどに設置されていたものです。中には木琴(シロフォン)、ドラム、シンバルに加え、管弦楽器音を出す パイプのほか、コーラスのような音を出すパイプが組み込まれています。
フェアーグラウンド
オルガン
-Fairground Organ-
フランス ガヴィオリ社 1905年頃 France Gavioli C.1905
広い場所でも響き渡る大きな音を奏でる華やかなオルガンは、 主にメリーゴーランドやカーニバル、サーカス、遊園地、 スケートリンクのような屋外の娯楽施設に設置され、多くの人を楽しませました。本機には、様々な管楽器や弦楽器の音を奏でる292本のパイプと大太鼓、小太鼓、シンバルが組み込まれています。 彫刻3体を含む女性像や風景の描かれた装飾パネルは、 今世紀初頭の華やかなフランスの街の雰囲気を今に伝えています。
手廻しオルガン
(フランス)
-Street Organ-
フランス ガヴィオリ社 20世紀初頭 France Gavioli
街角や広場などで流行歌やポルカなどを演奏し、道行く人々を 楽しませる「オルガン弾き」。 その始まりはナポレオンの国策で、負傷して働けなくなった兵士 たちにオルガン弾きのライセンスを与えたものでした。そのため、当時のフランスの街にはオルガン弾きが溢れるようになったと言われています。
手廻しオルガン
(ドイツ)
-Street Organ-
ドイツ デライカ社 1999年
ハンドルを回すことで空気を生み出し演奏を行うパイプ式の小型オルガン。 古くから街角やイベント会場など、人々が集まる場所で活躍していました。